後半に43得点まで伸ばした静岡、それでも届かなかった17点差

2026年4月12日、このはなアリーナで行われたB2リーグ 2025-2026シーズン、ベルテックス静岡と福井ブローウィンズの一戦は、78-93で福井が勝利しました。

この試合を最終スコアだけで見ると15点差の敗戦ですが、クォーターごとの数字を見ると、前半と後半でかなり違った試合になっています。

静岡は前半に42-59と17点を追う展開になりました。一方、後半は43-34と福井を上回っています。第3クォーターでは18-17、第4クォーターでは25-17。後半だけなら静岡が9点上回りました。

それでも逆転できなかった理由を数字から見ると、前半の失点に加えて、試合全体のFG成功率とリバウンドで福井に差をつけられたことが大きかったと言えます。

試合結果

  • 試合日:2026年4月12日
  • 会場:このはなアリーナ
  • リーグ:B2リーグ 2025-2026シーズン
  • 対戦:ベルテックス静岡 vs 福井ブローウィンズ
  • 最終結果:静岡 78-93 福井

クォーター別スコア

  • 第1Q:静岡 22-29 福井
  • 第2Q:静岡 13-30 福井
  • 第3Q:静岡 18-17 福井
  • 第4Q:静岡 25-17 福井

第1Qから福井が7点を先行すると、第2Qにはさらに17点差を広げました。特に第2Qの30得点が試合の流れを大きく動かしています。

前半終了時点の17点差に対し、後半は静岡が43得点、福井が34得点。後半だけを切り取れば静岡の内容は明らかに改善しています。

数字で見る、この試合の大きな差

FG成功率は福井57.1%、静岡40.3%

  • ベルテックス静岡:29/72、40.3%
  • 福井ブローウィンズ:36/63、57.1%

静岡は福井より9本多い72本のフィールドゴールを試投しています。しかし成功数は29本で、福井の36本を下回りました。

つまり静岡はシュート本数を確保していた一方、その機会を得点へ変える効率では福井に大きく差をつけられています。

72本という試投数自体は少なくありません。それでも78得点にとどまったことから、この試合では「シュート機会の不足」より「シュートを決める確率」が目立つ数字になりました。

リバウンドは42-28で福井

リバウンドも福井が大きく上回っています。

  • 静岡:28本
  • 福井:42本
  • 差:14本

14本の差は、試合全体の攻撃機会を考えるうえでも無視できない数字です。

静岡ではアンガス・ブラント選手が10本、クリス・エブ・ンドウ選手が7本を記録しましたが、チーム全体では福井が上回りました。

静岡の得点を支えた選手

アンガス・ブラントが12得点・10リバウンド

アンガス・ブラント選手は12得点に加えて10リバウンドを記録し、ダブルダブルを達成しました。

チーム全体ではリバウンドで福井に差をつけられたものの、その中で10本を確保したことは静岡にとって重要な数字です。

クリス・エブ・ンドウが13得点

クリス・エブ・ンドウ選手は13得点、7リバウンドを記録。3ポイント2本とフリースロー3本も成功させています。

インサイドだけでなく外からも得点したことで、複数の形から得点を残しました。

橋本尚明が12得点

橋本尚明選手は12得点。3ポイントを2本すべて成功させ、フリースローも2本すべて成功しています。

限られたシュート機会を得点に変えた選手の一人で、後半の追い上げでも得点面を支えました。

福井の得点を支えた選手

ラポラス・アイヴァナーカスが20得点

ラポラス・アイヴァナーカス選手は20得点・7リバウンド。FG成功率75%という高い確率で得点を重ねました。

ライアン・ケリーが18得点・10リバウンド

ライアン・ケリー選手は18得点・10リバウンド。得点とリバウンドの両方で二桁に到達しています。

モサク・ダミロラが16得点・6アシスト

モサク・ダミロラ選手は16得点に加えて6アシスト。自身の得点だけでなく、味方の得点機会にも関わる数字を残しました。

この試合をどう見るか

この試合で興味深いのは、最終結果だけを見ると一方的な敗戦にも見える一方、後半だけなら静岡が43-34で上回っている点です。

第2Q終了時点では17点差。しかし第3Qと第4Qで静岡が合計43得点を挙げたことで、最終的な点差は15点まで縮まりました。

ただ、前半に59失点したことで、後半の9点差分だけでは試合をひっくり返すところまでは届きませんでした。

さらに試合全体ではFG成功率が40.3%対57.1%、リバウンドが28対42。後半の得点力が改善した一方、40分間を通したシュート効率とリバウンドでは福井が上回っています。

この数字を合わせて見ると、この試合は「後半に追い上げた試合」であると同時に、「前半にできた差を後半だけでは埋められなかった試合」と整理できます。

主要スタッツ

ベルテックス静岡

  • クリス・エブ・ンドウ:13得点・7リバウンド
  • アンガス・ブラント:12得点・10リバウンド
  • 橋本尚明:12得点・3リバウンド
  • 増田啓介:9得点
  • 加納誠也:9得点

福井ブローウィンズ

  • ラポラス・アイヴァナーカス:20得点・7リバウンド
  • ライアン・ケリー:18得点・10リバウンド
  • モサク・ダミロラ:16得点・6アシスト
  • 川島聖那:12得点

試合総括

ベルテックス静岡は78-93で敗れましたが、後半の43得点は福井を9点上回りました。

一方で、第2Qの30失点によって前半終了時点で17点を追う形になり、さらに試合全体ではFG成功率40.3%対57.1%、リバウンド28対42と福井に差をつけられています。

ブラント選手の10リバウンドやエブ・ンドウ選手の7リバウンドなど、個人ではインサイドで数字を残した選手もいました。

後半の攻撃力という明確な数字が残った一方で、試合全体では前半の失点とシュート効率、リバウンドが結果を分けました。78-93というスコアの裏側を見ると、前半と後半で大きく表情が変わった一戦でした。

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